作品名

黄色い花　Yellow Flower (2022)

作家名

ジョナス・ウッド
Jonas Wood

ジョナス・ウッドは、果物や植物、器といったさまざまなオブジェクトを描いた室内静物画を数多く手掛ける一方で、自ら撮影・収集した写真を題材にコラージュを行ったり、写真の上に直接描く手法を取り入れることで、多彩な作品を生み出してきました。
香港で開催された個展では、黒地のキャンバスに鮮やかな色彩の蘭や多肉植物、バナナ、モンステラなどを描いた絵画を展示し、それらを自身が新たにデザインした花柄の壁紙の上に飾るという独特の展示方法で注目を集めました。
この展示は、ウッドのキャリアにおいて重要なテーマのひとつである植物を媒介に、色彩やパターン、線の探求を続ける彼の創作姿勢を象徴しています。
「日常生活の中にある何かを、自分の方法で描く」と語るウッドの作品は、大胆な色使いと独特のフォルム、そしてコラージュのようなスタイルが特徴的で、ひと目で彼の作品だとわかるほど強い個性を持っています。
一枚の作品には、大胆な構図や鮮やかな色彩が織り込まれ、さらに緻密で複雑な模様が施されており、そのすべてが調和することで独特のアートスタイルを確立しています。
ウッドの作品は、版画のようなフラットな質感や色彩の繰り返しを活かしながら、静物画や写真を使ったコラージュ作品として多くの人々に親しまれています。
その鮮やかな色彩と大胆な構図で植物や室内風景をポップに再構築したスタイルは、アートコレクターの間でも高い評価を得ています。

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作家プロフィール

現代のネオポップアートや抽象的なスタイルを特徴とし、日常の風景、植物、室内空間などを大胆な色彩と平面的な構成で描く
977年、アメリカ・ボストン生まれ。心理学をホバート&ウィリアムスミスカレッジで学び、ワシントン大学で絵画を専攻。
現在、ロサンゼルスを拠点に活動する現代アーティスト。
主な個展として、2010年の「Hammer Projects」（ハマー美術館）、2016年の「Still Life With Two Owls」（ロサンゼルス近代美術館）、2018年のダラス美術館での展示がある。
2017年にはフォールリンデン美術館（オランダ）で2人展を開催。
ルイヴィトンとのコラボや、Rx Artを通じた小児病院への作品提供なども実施。
作品はニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ハマー美術館などに収蔵されている。