作品名

ウェーブランドスケープポット《Wave Landscape Pot》（2020）

作家名

ジョナス・ウッド
Jonas Wood

ロサンゼルスに移り住んだとき、その街の美しさに一瞬で心を奪われました。
到着したその瞬間から、気持ちが高揚し、まるで故郷に戻ったような感覚を覚えたのです。
西海岸特有の明るく穏やかな雰囲気は、街の光景だけでなく、人々のあり方にも表れており、私の人生に大きな変化をもたらしました。
のんびりと陽気な空気感が漂うロサンゼルスで、これまで見たこともないような植物たちと出会い、その魅力にすっかり夢中になりました。
特に、スタジオに差し込む光は創作活動に最適で、その光の中で生まれる色彩の美しさは、私の作品における重要なインスピレーションとなっています。
ジョナス・ウッドの作品の特徴は、植物を中心とした独特の色彩、パターン、線の探求にあります。
彼の作品には、日常の風景やオブジェクトを独自の方法で描くアプローチが際立っており、そうしたプロセスを通じて彼自身の「線」や「声」を見つけ出してきました。
大胆な色使いと構図で、植物や室内の風景をポップに再構築するスタイルは、一目見ただけで彼の作品だとわかるほど強い個性を放っています。
さらに、ジョナス・ウッドは版画のフラットな質感や色彩の繰り返しを効果的に活用し、果物や植物、器などの日常的な静物画を描く一方で、自ら撮影した写真を題材にしたコラージュ的な作品も数多く制作しています。
これらの作品は、美しい色彩と緻密な構成によって、日常の何気ない瞬間に新たな価値を吹き込むものです。

ジョナス・ウッドの作品はアート市場で非常に高い評価を受けており、特に原画やサイン入りの作品は希少性が高く、多くのコレクターから注目を集めています。
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作家プロフィール

現代のネオポップアートや抽象的なスタイルを特徴とし、日常の風景、植物、室内空間などを大胆な色彩と平面的な構成で描く
977年、アメリカ・ボストン生まれ。心理学をホバート&ウィリアムスミスカレッジで学び、ワシントン大学で絵画を専攻。
現在、ロサンゼルスを拠点に活動する現代アーティスト。
主な個展として、2010年の「Hammer Projects」（ハマー美術館）、2016年の「Still Life With Two Owls」（ロサンゼルス近代美術館）、2018年のダラス美術館での展示がある。
2017年にはフォールリンデン美術館（オランダ）で2人展を開催。
ルイヴィトンとのコラボや、Rx Artを通じた小児病院への作品提供なども実施。
作品はニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ハマー美術館などに収蔵されている。