綺譚しるべシリーズ　早暁の芽(そうぎょうのめ)　Sogyonome

内尾和正
うちおかずまさ

遺跡を思わせる都市が、逢魔時の美しい夕陽に染められていく光景。
街のシルエットが浮かび上がり、その中に滅びた文明の名残や恐竜の生き残りのような神秘的な生物が描かれ、心が熱く揺さぶられる感覚を覚えます。
内尾和正は、人の心を象徴する存在として長年描き続けてきた「龍」や「妖獣」を軸に、オリジナル絵物語『綺譚しるべ』を創作。これを通じて独自のビジョンと深いメッセージを発信し、多くの人々を惹きつけてきました。
内尾の作品は、その繊細で緻密な描写力と卓越した技術によって、唯一無二のファンタジーアートとして広く知られています。
彼のキャリアには、映画『ファイナルファンタジー』のマットペイントやコンセプトアート制作（1999～2001年）、アニメ『魔女の旅々』のコンセプトデザイン（2019～2020年）といった輝かしい実績が並びます。
さらに、ベルギーでの個展開催をはじめ、国内外での評価が彼のアーティストとしての地位を不動のものとしています。
デジタルペインティングの技術を駆使し、幻想的で独創性あふれる世界を創造するその技術は、「ファンタジーアートの巨匠」として称賛されています。
彼の作品に登場する「龍」や「幼獣」は、人々の心を表現する化身として描かれ、物語に深い生命力と感動を与えます。
『綺譚しるべ』の成功を通じ、彼の芸術的ビジョンはさらに多くの人々に注目されています。

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