作品名

サイボーグ009〜スマイル・アゲイン〜　Smile Again

作家名

石ノ森章太郎
いしのもりしょうたろう
Ishinomori Shotaro

愁いを帯びた甘いマスクが印象的な島村ジョー。
その瞳には大切な仲間たちの姿が映し出されます。
『サイボーグ009』は彼を中心とする9人のサイボーグ戦士の物語です。
天才的な超能力を持つ赤ん坊001イワン、飛行能力に優れる002ジェット、高性能レーダー並みの視覚と聴覚を備えた003フランソワーズ、全身が隠し武器である004アルベルト、100万馬力の怪力と強固な皮膚を誇る005ジェロニモ・ジュニア、口から火炎を吐く006張々湖、細胞を変化させ無機物にも変身可能な007グレート・ブリテン、深海で活動できる008ピュンマ――彼らはギルモア博士の指揮の下、それぞれの特性を活かして戦います。
物語の舞台は、戦争を引き起こして武器を売りさばく“黒い幽霊団”（ブラック・ゴースト）。
彼らによって戦争用サイボーグ兵士として改造された島村ジョーたち9人は、改造された悲しみを胸に、反旗を翻して平和のために戦い続けます。
その姿は、力を合わせて困難を乗り越える人間の強さと希望を描いています。
本作は複数の雑誌で連載され、2012年10月には累計発行部数1000万部を突破。
壮大なストーリーと深いテーマ性で、世代を超えて愛され続けています。
さらに、『仮面ライダー』などでも知られる石ノ森章太郎の独創性は、未来的なテクノロジーや哲学的なテーマを通じて、社会問題に鋭く切り込み、多くのアニメや映画にも影響を与えました。

石ノ森章太郎の作品は、根強いファンに支えられており、作品の価値が崩れにくいのが特徴です。
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作家プロフィール

1938年: 宮城県登米郡生まれ。本名は小野寺章太郎。
1954年: 『二級天使』（漫画少年）でデビュー。
1964年: 『サイボーグ009』を連載開始し、長期にわたる人気作品となる。
1971年: 『仮面ライダー』を連載。翌年、『人造人間キカイダー』を執筆。
1986年: デビュー30周年を機に、ペンネームを石ノ森章太郎へ改名。
1988年: 『HOTEL』で第33回小学館漫画賞を受賞。
1998年: 勲四等旭日小綬章を受章するなど功績が評価され、逝去。
勲四等旭日小綬章、日本漫画家協会賞、手塚治虫文化賞および特別賞を授与