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アルフォンス・ミュシャの絵画作品 タイトルは、桜草 primevère
作品名

桜草 primevère

作家名

アルフォンス ミュシャ
Alphonse Mucha

コメント

『羽根 桜草』シリーズの一作である、この作品は、日本産のプリムラの代表種である桜草の魅力を繊細かつ優美に表現しています。
桜草は野生のままでもその美しさが際立つ可憐な草花として知られていますが、ミュシャの手によって、優しくたおやかな女性像として描かれました。
その女性像は薄い衣装をまとい、儚さと上品さを兼ね備えた印象を与えます。
柔らかな色合いと繊細な衣装の表現は、桜草の自然な美しさを見事に捉えています。
この作品は、19世紀末から20世紀初頭にかけて制作されたアール ヌーヴォー時代のポスターの一つで、華麗な装飾や幾何学模様がミュシャの特色を色濃く反映しています。
ミュシャ財団の公式リクリエイションや公認復刻版も存在し、リトグラフ、シルクスクリーン、ジークレーなどさまざまな技法で制作されたものには復元者のサインが入ったものもあります。
ミュシャは、星や花、宝石といった要素を女性像や植物、幾何学的な模様と融合させる独自のスタイルで、ポスターや広告、装飾品など幅広い分野で活躍したアール ヌーヴォー運動を代表する芸術家です。
その作品は時を超えて愛され続け、多くのコレクターやファンに支持されています。

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特に『桜草 primevère』は根強いファンを持つ為、相場が崩れにくい作品です。

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アルフォンス・ミュシャ

作家プロフィール

1860年:チェコ・モラヴィア地方イヴァンチツェ生まれ
1885年:ミュンヘン美術アカデミー入学後、パリへ
1894年:女優サラ・ベルナールのポスター「ジスモンダ」が成功
1897年:アール・ヌーヴォーの巨匠としてパリで個展開催
1904年:アメリカで活動、多数の肖像画制作
1910年:チェコに戻り「スラブ叙事詩」制作開始
1918年:チェコスロヴァキア建国、切手・紙幣・国章をデザイン
1919年:プラハで《スラヴ叙事詩》最初の11点を展示
1920~22年:アメリカで《スラヴ叙事詩》5点展示、60万人来場
1924年:バルカン旅行、ギリシャで新構想を得る
1926年:《スラヴ叙事詩》完成、チェコに寄贈
1931年:プラハ聖ヴィート大聖堂のステンドグラス制作
1939年:ドイツ占領後ゲシュタポに逮捕、7月14日死去