作品名

サイボーグ009 〜飛石〜　hiseki

作家名

石ノ森章太郎
いしのもりしょうたろう
Ishinomori Shotaro

青く美しい地球と無限に広がる宇宙空間。星々が煌めく中、孤独に小さな星に立つ島村ジョー。
その姿は『サイボーグ009』の壮大な物語の幕開けを象徴しています。
主人公・島村ジョーを中心に描かれる9人のサイボーグ戦士たちの物語は、戦争と平和を巡る深いテーマを抱えています。
戦争を引き起こし、各国に武器を売りさばく死の商人“黒い幽霊団”（ブラック・ゴースト）。
彼らはサイボーグ兵士を開発するため、世界中から人間を拉致していました。
その犠牲となった島村ジョーは、ゼロゼロナンバー9人目のサイボーグとして改造されます。しかし、彼は8人の仲間と共にブラック・ゴーストに反旗を翻し、脱出。自らの哀しみを乗り越え、平和のために戦い続けます。
この作品は複数の雑誌で連載され、2012年時点で累計発行部数1000万部を超える大ヒットを記録しました。
石ノ森章太郎が手掛けたこの革新的なヒーロー作品は、未来的なテクノロジー、深い哲学、そして社会問題への鋭い視点が特徴です。
その影響は漫画だけに留まらず、アニメや映画にも大きな影響を与えています。

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作家プロフィール

1938年: 宮城県登米郡生まれ。本名は小野寺章太郎。
1954年: 『二級天使』（漫画少年）でデビュー。
1964年: 『サイボーグ009』を連載開始し、長期にわたる人気作品となる。
1971年: 『仮面ライダー』を連載。翌年、『人造人間キカイダー』を執筆。
1986年: デビュー30周年を機に、ペンネームを石ノ森章太郎へ改名。
1988年: 『HOTEL』で第33回小学館漫画賞を受賞。
1998年: 勲四等旭日小綬章を受章するなど功績が評価され、逝去。
勲四等旭日小綬章、日本漫画家協会賞、手塚治虫文化賞および特別賞を授与