作品名

バナナ Bananas (2021)　ED200

作家名

ジョナス・ウッド
Jonas Wood

ジョナス・ウッドは、バナナの枝を丸ごと描き、鮮やかな黄色を際立たせたポップでスタイリッシュな作品など、果物や植物、器といったさまざまなオブジェクトを描く室内静物画を数多く制作しています。
また、彼は自ら撮影・収集した写真を題材に、コラージュや写真の上に直接描く独自の手法を取り入れることで、ユニークな作品を生み出してきました。
香港で開催された個展では、黒地のキャンバスに鮮やかな色彩で描かれた蘭、多肉植物、バナナ、モンステラなどを、ウッドが新たにデザインした花柄の壁紙とともに展示。
この展示では、彼のキャリアにおける重要なテーマである植物を通じて、色彩やパターン、線の表現を追求する姿勢が感じられます。彼の作品には「日常生活にあるものを、自分なりの方法で描く」という信念が込められており、マティスやホックニーからの影響も垣間見えます。
ウッドの作品は、大胆な色彩と緻密な絵柄を組み合わせたコラージュのようなスタイルで、どこか優しい温かみを感じさせます。
その鮮やかな色使いや大胆な構図によって、植物や室内風景をポップに再構築する彼のアートは、版画のようなフラットな質感や色彩の繰り返しが特徴で、多くの人々から高い評価を得ています。

ジョナス・ウッドの絵画はアートマーケットでも非常に人気があり、高額で取引されることも珍しくありません。
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作家プロフィール

現代のネオポップアートや抽象的なスタイルを特徴とし、日常の風景、植物、室内空間などを大胆な色彩と平面的な構成で描く
977年、アメリカ・ボストン生まれ。心理学をホバート&ウィリアムスミスカレッジで学び、ワシントン大学で絵画を専攻。
現在、ロサンゼルスを拠点に活動する現代アーティスト。
主な個展として、2010年の「Hammer Projects」（ハマー美術館）、2016年の「Still Life With Two Owls」（ロサンゼルス近代美術館）、2018年のダラス美術館での展示がある。
2017年にはフォールリンデン美術館（オランダ）で2人展を開催。
ルイヴィトンとのコラボや、Rx Artを通じた小児病院への作品提供なども実施。
作品はニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ハマー美術館などに収蔵されている。