作品名

マヨール広場 Plaza Mayor

作家名

笹倉鉄平
ささくらてっぺい　
Sasakura Teppei

マドリードのセントロ地区に位置する「マヨール広場（Plaza Mayor）」は、歴史と活気が交差するスペインを代表する広場です。柱廊に囲まれたこの長方形の広場は、17世紀にフェリペ3世の命によって建設が始まり、1620年に完成しました。
現在も広場中央には、フェリペ3世のブロンズ製騎馬像が佇んでいます。
この広場は、ハプスブルク家時代のマドリードの旧市街の中心地として、市民の日常が織りなす活気ある風景が広がっていました。古びた建物には家族の笑い声が響き、賑やかなお店が並ぶ光景からは、かつての温かく楽しい生活の雰囲気を感じることができます。
このような旅情を感じさせる光景は、「光の情景画家」として名高い笹倉鉄平の作品に通じます。
彼の作品は写実的でありながらも想像力に富み、優しい光と色使いで描かれる風景は、幅広い人々の心に安らぎと感動を与えています。
その繊細な表現は、スペインの街並みや人々の暮らしを鮮やかに再現し、観る者を魅了します。

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作家プロフィール

1954年：兵庫県生まれ。
1977年：武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに転身。
1987年～1988年：毎日新聞で「Romantic Gallery」「ロマン色の街角」連載。
1990年：東京・青山スパイラルギャラリーで初個展開催、画家活動に専念。
1998年：「大丸ミュージアム東京」で初の美術館個展。
2004年～2008年：イタリア、北京、パリ、京都で国際個展多数開催。
2021年：「上野の森美術館」にて画業30周年記念個展開催。
国内外で個展100回以上開催。