
松本零士
テレサの祈り(1st)
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メーテルは、主人公・星野鉄郎に銀河超特急999号のパスを与え、共に旅をする謎めいた美女です。
その正体は、機械化帝国を支配する母・プロメシュームのもと、若者を帝国に送り届ける使命を負った存在でした。
しかし、旅の中で鉄郎の純粋な心に触れることで彼女の価値観は変わり、母の呪縛から解き放たれます。
物語の舞台は、銀河系の惑星を銀河鉄道と呼ばれる宇宙列車が結ぶ未来世界。
西暦2221年と設定されたこの世界では、裕福な人々は魂を機械の身体に移して永遠の命を享受する一方、貧しい人々はその特権を得られず、迫害されるという社会構造が描かれています。
鉄郎は母親を機械化人に殺される悲劇を経て、無料で機械の身体を得られる惑星を目指して旅立ちます。
その旅路で彼を導くのがメーテルです。
『銀河鉄道999』は1977年から1981年にかけて「少年キング」に連載され、全18巻が刊行されました。
この作品は第23回小学館漫画賞を受賞し、連載中にテレビアニメや劇場版アニメとしても大ヒット。
昭和50年代の松本零士ブームの一翼を担い、日本のアニメ文化を大きく牽引しました。
物語の終盤では、鉄郎に「新たな旅へ出発する」と別れを告げ、最後にキスをして去っていくメーテルの姿が、多くのファンの心に感動を残しました。
松本零士の代表作である『銀河鉄道999』は、広大な宇宙を舞台に壮大な冒険と人間ドラマを描き出しています。
流れるような線と緻密なディテールで表現されるキャラクターと宇宙空間は、視覚的にも深い感動を呼び起こします。
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1938年: 福岡県久留米市生まれ。戦後小倉で育ち、9歳で手塚治虫『新寶島』に影響を受け漫画を描き始める。
1953年: 『蜜蜂の冒険』で「漫画少年」新人王を受賞し商業誌デビュー。
1957年: 『黒い花びら』(「少女」掲載)で本格的に漫画家デビュー。
1968年: 『セクサロイド』を発表し青年漫画で注目される。
1970年代: 『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』でSF漫画・アニメブームを牽引。
2000年~2018年: 日本漫画家協会常務理事として漫画家の地位向上に尽力。
1994年~2021年: 日本宇宙少年団理事長として青少年教育活動を推進。
2023年: 85歳で逝去。
主な受賞歴
1972年: 『男おいどん』で講談社出版文化賞受賞。
1978年: 『銀河鉄道999』で小学館漫画賞、日本漫画家協会特別賞受賞。
2001年: 紫綬褒章受章。
2012年: フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。