作品名

ルーファススプラトリングクロニクル The Rufus Spratling Chronicles

作家名

グラハム・クラーク
Graham Clarke

立派な城を中心とした城下町では、人々が畑仕事や羊の放牧、狩り、運搬に励み、犬たちが小競り合いを繰り広げるなど、大忙しの光景が広がっています。
この賑やかで活気に満ちた場面は、まるで歴史書から飛び出したかのようで、どこか微笑ましいユーモアを感じさせます。

英国王室をはじめ、世界中に熱心なファンやコレクターを持つイギリス人画家、クラークの作品は、愛情とユーモアが込められた独自のメッセージを伝えています。
どこか懐かしさを覚える田園風景や、活気あるヨーロッパの町並みを描く彼の作品は、生粋のロンドンっ子だった祖父たちの影響を色濃く受けています。
その魅力は、アーチ型の独特な画面に銅版画を用い、手彩色で暖かみのある色を添える画風にあります。
飾らない人々の日常が丁寧に描き出され、見る者に温もりを伝えるのが特徴です。

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作家プロフィール

1941年イギリス、オックスフォード生まれ。
1964年ロンドン王立美術学校卒業後、版画制作を開始。
風景や田園生活をテーマにエッチングとアクアチント技法で制作。

1987年来日記念展を日本全国で開催。
1988年エリザベス女王がエセックス州個展を訪問。
1995年神戸震災チャリティー版画を制作。
1998年アムネスティ50周年記念版画を制作。
2012年英国ナショナルシアターで個展ロンドンオリンピック記念ポスター制作
2014年シェイクスピアズ・グローブ座（ロンドン）で個展。
2015年大憲章（マグナカルタ)制定８００年記念劇を各地で公演
作品は英国王室や国際慈善団体に多く寄贈。絵画、版画、著作で世界的評価を得る。